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工芸学部の橋口新一郎特任講師が2019年度グッドデザイン賞を受賞&Casa BRUTUSの日本の聖地特集に掲載

工芸学部美術工芸学科の橋口新一郎特任講師が設計した「姫嶋神社 ❘ 参集殿」2019年度のグッドデザイン賞を受賞しました。建築界を代表する審査委員による1次、2次審査を経て、2019年10月2日に発表されました。

グッドデザイン賞はシンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれ、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、さまざまなものごとに贈られるデザイン賞です。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質が高く評価されたデザインに対して授与されるものです。

 

姫嶋神社

©Satoshi Asakawa             

©Satoshi Asakawa             

©Satoshi Asakawa             

「姫島神社 ❘ 参集殿」

審査委員の評価(永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦)

神社全体の再生計画。竣工してから2年で収益が300~400倍という素晴らしい経済効果を生み出しているという。建築がここで果たした役割が大きかったことがわかる好例である。形状的に珍しい反り上がった鳥居の再建、社務所を婚礼や美術展示、講話、ワークショップ、食事会など、地域のコミュニティ施設としての様々な機能を持った新しい場所としたこと、それぞれが効果をあげている。新築部は落ち着いた外観に対して、内部は屋根の構造体がダイナミックな空間を作り出し、神聖さを感じる場となっている。

 

地域に根ざした神社は、連綿と続く氏子との良好な関係が必要です。朱色に塗り上げられた大鳥居は、老朽化が激しく危険な状態でした。さらに、戦後まもなく急場で建てられた社務所は風雨にさらされ、深刻な老朽化が進んでいました。ここでは、より地域とのつながりを深めるための施設が必要だと考え、市民に愛される建築を目指しました。大鳥居は、限られた予算の中、安いコストで長持ちする石造で作ることもできましたが、寄進の機会など、氏子と接する場を増やし、街のシンボルでもあったきつい反りの朱塗りの鳥居を再構築することで、氏子に還元することが望ましいと判断しました。社務所は、参集殿と名を替え、婚礼・美術展示・講話・ワークショップ・食事会など、地域のコミュニティ施設として気軽に利用できる機能をもたせ、本殿の整備の際には、御祭神に一時的に引っ越していただき、神事も執り行える設えとしています。 神社庁長官も来社され、高く評価していただいた一方、全国からの参拝者が増え、社入の増加にも繋がりました。 ここで得られた社入は、次の本殿の整備の準備をしながら、継続的に境内の整備を行うことで氏子に目に見えるかたちで還元しています。

受賞を受けて、橋口新一郎特任講師は「日頃、現代建築と伝統技術の融和をテーマにした研究活動を続けているのですが、今回の受賞を通して広く一般の方に知っていただける機会を得ることができたことに、いささかの手応えを感じています。」と語っていました。

 

受賞サイトリンク: https://www.g-mark.org/award/describe/49547
姫嶋神社公式サイト:https://himejimajinja.wixsite.com/himejimajinja

 

受賞した作品が建築家・隈研吾、坂茂、永山祐子らの作品とともに、Casa BRUTUSの「日本の聖地100」(2019年12月号)に掲載されました。
現在は電子書籍やバックナンバーを取り扱っている書店等で購読できます。また、本学の図書館にも置いてありますので、学生のみなさんもぜひご覧ください。

 

カーサブルータス:https://casabrutus.com/culture/122105

 

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