arts & crafts

文化財領域

貴重な文化財や歴史遺産を受け継ぎ、
そこから新しい文化を創造する。

  • 文化財情報コース

文化財の学びは、修理や保存の方法を習得することと思われがちですが、KYOBIの文化財情報コースの学びは、それだけに留まりません。そもそも文化財は、現代を生きる私たちが過去を知るための貴重な「情報」という側面があります。誰が、いつ、どんな目的で作ったのかという出自の情報も、これまでどのように大切に保存されてきたのかという経年の情報もこれにあたります。私たちはその情報を正確に読み取り、いまの日本を生きる人たちや外国から訪れる観光客にも価値ある情報として伝達し、積極的に活用できる人を育むことをめざします。

Department of Arts & Crafts

01ほんものの文化財に、直に触れて学ぶ

文化財情報コースの大きな特色の一つが、「ほんもの」の文化財に触れて学べる点です。単に文献を調査して学ぶだけでなく、実際に「ほんもの」の文化財を扱いながら、そこで得られたさまざまな事象について、論理的・科学的に考え、自分たちで実験を繰り返しながら新たな知見を獲得することをめざします。さらに破損・劣化などにより傷んだ文化財を修復する知識と技術を習得。「ほんもの」の持っている情報を見極める判断力を培い、事象を報告書にまとめるスキルも身につけていきます。

02企業と連携して文化財の価値を伝える

2018年度より、旅行代理店である(株)JTB西日本と連携したプロジェクト「文化財ナビゲーター養成講座」がスタート。修学旅行で京都を訪れる中学生や高校生などに、本領域で文化財について学んだ学生たちが、自分たちの知識を生かし、それらの価値をわかりやすく伝えることをめざします。このような経験を通して、貴重な文化財を活用する知識を身につけるとともに、文化財にかかわる仕事の尊さも理解してもらいます。

演習レポート

演習レポート

8世紀の職人との対話を通して、
数々の驚きの技を発掘!
正倉院の宝物復元

正倉院の宝物を、資料を元に学生が一から復元するこのプロジェクトは、本学ならではの取り組みです。現在取り組んでいるのは、献物用の台「黒柿蘇芳染金絵長花形几」と、供物を載せる脚付き皿「漆彩絵花形皿」。
学生は正倉院年報写真と、外形の寸法などわずかな手がかりを頼りに設計図を起こし、当時の材料や道具を推測。台の材料となる銘木の「黒柿」など、材料と道具はなるべく当時と同じ物を使いながら作品を復元していきます。インドや東南アジア原産の赤色染料である蘇芳は、約50種類の材料を試して高貴な紫色を再現しました。古代のものづくりを追体験することで、材料・技法の知識を深め、先人の技術の精巧さを知り、「自分の手と頭をフルに使ってものを作り上げる」という統合的な能力を磨きます。

演習レポート

演習レポート

本物の仏像に触れ、調査・修復。
文化の継承者としての姿勢を学ぶ。
仏像修復

南丹市の住民の方からの依頼を受け、「東向観音堂」の仏像の調査・修復を学生が担当。西国三十三カ所を回ったのと同じ御利益があるとされる「三十三観音」の仏像を預かり、調査・修復に取り組んでいます。
まずは損傷の具合を調べ、修復前の状態を詳細に記録し、修復の優先順位を決定。その後、ほこりなどの洗浄や、損傷の激しく欠失したパーツを複元するなど修復を施します。実物に見て、触れて、構造や材質への知識が深まるのはもちろん、文化財を大切に受け継いできた人々の想いを肌で感じられるのも、「本物」を通じて学ぶからこそ。
文化財への敬いの気持ちが湧くことで、学生の姿勢も自然と真摯になっていきます。

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在学中に取得可能な資格

  • 博物館学芸員※1
  • 二級建築士※2
  • 木造建築士※2
  • 国内旅行業務取扱管理者
  • TOEIC®
  • 色彩検定 など

※1. 関連科目を履修することで、卒業と同時に取得可能です。(博物館学芸員要請科目:博物館経営論/博物館資料論/博物館資料保存論/博物館展示論/博物館情報・メディア論/博物館教育論/博物館実習(教養科目の「生涯学習論」「博物館概論」と合わせ計9科目))
※2. グループ校(京都建築大学校 KASD)とのWスクールシステムによるキャリアサポート講座=建築士受験資格取得講座(2年間)の受講が必要

進路イメージ

  • 博物館、美術館などの学芸員
  • 文化財にかかわる行政職(公務員)
  • 木造建築士
  • 学術・研究機関
  • 旅行代理店や観光業界
  • マスコミ、マスメディア業界
  • 文化財の修理・復元に関わる技術者 など

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㈱金剛組(社寺建築)就職 山野 耕介

文化財の知×建築士の資格。
これが自分の強みです。

工芸や伝統建築などに幅広く興味があったので、文化財情報コースを学びの場に決めましたが、同時に二級建築士の資格取得にも挑戦しようと決意。学びが本格化する3年次はコースの実習で仏像修復を手がけ、報告書を作成する一方、キャリアサポートの資格試験対策の講座を受講し、本当に忙しい日々でした。
しかしそのおかげで「文化財の知識×建築士資格」という自分だけの強みを持つことができ、就職においても資格が高く評価され、世界最古の企業として知られる社寺建築の金剛組から内定をいただくことができました。

ライクスタッフィング㈱(人材派遣)
就職
服部 倫子

文化財が私に、人がつながる
素晴らしさを教えてくれた。

私は文化財にかかわり、人のつながりの尊さを学びました。というのも文化財を調べると、それらは多くの人のかかわりで成し遂げられた仕事であることがわかるからです。
またどれだけ素晴らしい作品も、先人の仕事を尊敬し、それを後世に残していこうと考える人がいなければ、失われてしまいます。そこには人が時代を超えてつながっていく素晴らしさがあると思うんです。そんな想いを持つようになり、私は卒業後、地元福岡の人材派遣会社で働くことを決めました。今後は人に寄り添って働ける人になりたいと思います。

デザイン領域

  • ビジュアルデザインコース
  • インテリア・空間デザインコース
  • 工芸デザインコース

工芸領域

  • 工芸コース

陶芸/木工・彫刻/漆芸/テキスタイル友禅

文化財領域

  • 文化財情報コース
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