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建築と社会貢献

人々の想いやこれからの暮らしまで視野を広げ、まちづくりに挑戦する。

プロジェクトを通して地域・企業とつながり、社会に触れるKYOBI生。
建築・芸術の観点から社会に貢献するため、今求められていることとは?

「まちづくりプロジェクト」参加の学生と教員

まちづくりプロジェクトに参加した感想を
教えてください。

学生A:

私は、大原学区の防災まちづくり10年を記念する取り組みとして、日常のふとした瞬間に防災について考えてもらいたいと思い、防災上弱点とされる細街路のイラストを使ったブックカバーを提案しました。地域の方々の反応が予想以上に良く、うれしかったことを覚えています。

先生:

そうですね。考えるだけでなく、実際に地域の方々に評価してもらえるのは貴重な機会です。

学生B:

私たちは地域のあんしんあんぜんマップを作成しました。京町家の構造をモチーフにしたキャラクターを登場させ、親しみを持ちながら注意点を理解できるように工夫しました。

学生C:

実際に地域の方々に調査結果を発表するのは緊張しましたが、高齢者や子どもにも関心を持ってもらうきっかけにつながればと考えています。

先生:

地域の方々と交流するなかで、気づいたことはありましたか?

学生B:

地域の方々は課題を理解していても、実際に改善に向けて行動するにはさまざまな考え方があり、簡単には進まないことを知りました。

学生A:

ブックカバーの案を提案したとき、さまざまな技術や経験がアイデアにつながると感じました。直接関係ないことでも建築に活かせると考え、色々なことに挑戦していきたいと思っています。

先生:

多様な知識や技術を融合させることができれば、提案の幅が広がります。今回のプロジェクトの経験も、今後に活かしてほしいです。

建築に携わる上で大切にすべきことは何だと考えますか?

学生D:

例えば、京町家が軒を連ねる路地を防災の観点から道幅を広げようとすると、景観が損なわれてしまう。まちづくりの課題は複雑に絡み合っているので、全体を見て判断する力が必要だと感じました。

学生A:

私も、まちづくりの学びを通して、建物が地域に与える影響まで考えるようになりました。

先生:

建物は一度建てると、その場所に残るものです。時間を軸に、その後活用する人々の暮らしやその持続性まで考えることが重要です。

学生C:

今回、地域の方々と会話したからこそ、分かったことがありました。地域の方々の想いも含めて、まちづくりを進めていくべきだと思います。

先生:

建物には、利用した人々の思い出が詰まっており、建物は時代を超えて人をつなぐ。その価値を理解してもらい、どう受け継いでいくのか考える必要があります。