教員紹介

Professor Introduction

  • 准教授

江本 弘Hiroshi Emoto

博士(工学)・一級建築士。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院工学系研究科建築学専攻修士課程・博士課程修了。
㈱三井嶺建築設計事務所勤務、日本学術振興会特別研究員PDを経て現職。
日本建築学会 西洋建築史小委員会「西洋建築史の諸問題」WG委員。
専門は近代建築史。
著書『歴史の建設——アメリカ近代建築論壇とラスキン受容』(東京大学出版会)、伊藤毅編『イタリアの中世都市——アゾロの建築から領域まで』(鹿島出版会)。
受賞に第8回東京大学南原繁記念出版賞ほか。

  • 学歴

    2008年
    東京大学工学部建築学科 卒業
    2010年
    東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程 修了
    2017年
    東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程 修了
  • 学位

    博士(工学),東京大学
  • 職歴・教育実績

    2017年4月 - 2018年9月
    三井嶺建築設計事務所 所員
    2018年4月 - 2021年3月
    日本学術振興会特別研究員(PD)
    2021年4月 - 2022年3月
    京都美術工芸大学工芸学部建築学科 助教
    2022年4月 -
    京都美術工芸大学建築学部建築学科 講師
    2024年4月 -
    京都美術工芸大学建築学部建築学科 准教授
  • 研究分野・キーワード

    研究分野
    近現代建築史
    研究内容キーワード
    ジャポニスム、グローバル・ヒストリー、ジョン・ラスキン、吉田鉄郎、立原道造
  • researchmap

  • 著書

    • イタリアの中世都市―アゾロの建築から領域まで(共著),鹿島出版会,2020.4
    • 歴史の建設―アメリカ近代建築論壇とラスキン受容(単著),東京大学出版会,2018.3
    • 近代建築理論全史1673-1968(共訳),丸善, 2016.10
  • 論文

    • Hiroshi Emoto: Japonica in Architecture JTLA (Journal of the Faculty of Letters, The University of Tokyo, Aesthetics), Vol. 45/46, 2021.3
    • 江本弘:桂離宮神話:グローバル・ヒストリー概観 日本建築学会計画系論文集 第86巻 第781号,2021.3
    • 江本弘:建築語彙のなかの『シブイ』とその国際化過程 日本建築学会計画系論文集 第85巻 第769号,2020.3
    • Hiroshi Emoto: Another One Bites the Dust: Ruskin’s Device in the Ethics Restauro Archeologico, Vol. 27, “Memories on John Ruskin: Unto This Last” special issue 2, 2019.11(査読)
    • 江本弘:アメリカ近代建築史論における古典主義史観の成立:20世紀近代建築史論の成立に関する研究(その2),日本建築学会計画系論文集 第83巻 第752号,2018.10
    • 江本弘:建築理論家としてのホレーシオ・グリーノウの発見と評価:20世紀近代建築史論の成立に関する研究(その1), 日本建築学会計画系論文集,第82巻第735号,2017.5
    • 江本弘:近代アメリカにおけるイギリスの出自とフランスの手法:カレジエイト・ゴシックの成立に関する史的研究(その1)日本建築学会計画系論文集 第82巻 第732号,2017.2
    • 江本弘:ラスキンとヴィオレ=ル=デュク:19世紀アメリカにおける機能主義理論の系譜,日本建築学会計画系論文集 第82巻 第731号,2017.1
    • Hiroshi Emoto: A Treatise on The Seven Lamps of Architecture: The Latin Seven Lamps and Architectural Creation,The Eighth Lamp: Ruskin Studies Today 10, 2016
    • 江本弘:日本の戦前建築界におけるジョン・ラスキン受容に関する研究 建築史学 第63号,2014.9
  • MISC

    会議論文

    • アメリカ建築における「ロマネスク的なるもの」,「19世紀歴史主義の現在性」パネルディスカッション
      江本弘,日本建築学会大会[北陸],金沢工業大学,2019.9.4
    • Another One Bites the Dust: Ruskin’s Device in the Ethics, Restauro Archeologico, Vol. 27
      Hiroshi Emoto,  “Memories on John Ruskin: Unto This Last” special issue 2, 2019.1
    • The Poetry of Architecture Doomed: Michizo Tachihara’s Neo-classicism during the 1930’s
      Hiroshi Emoto,East Asian Architectural Conference 2015, Asia Cultural Center, Gwangju, Taiwan, 2015.11

     

    総説・記事

    • 疑問2:「時代を画す」って、未来の人しか分からないのでは? 建築討論,2020.12.10
    • 2020年のユムール・ノワール(磯崎新他著『現代思想2020年3月臨時増刊号 総特集=磯崎新』)建築討論,2020.5.1
    • 歴史の〇〇〔れいわ〕:ラスキンの祝いにかえて 建築雑誌 第1733号,2020. 3
    • 海外交流 吉田鉄郎の近代:モダニズムと伝統の架け橋,2019.11
    • 無色の瞳がみる世界:『歴史の建設―アメリカ近代建築論壇とラスキン受容』をめぐる自省録 UP,2019.7
    • 建築史学におけるラスキン受容史建築史学 第71号,2018.9
  • 受賞歴

    2017年3月
    東京大学大学院工学研究科長賞
    2017年12月
    第8回東京大学出版会南原繫記念出版賞
    2022年4月
    日本建築学会著作賞
  • 主要作品

    『歴史の建設』

    『イタリアの中世都市』

    『近代建築理論全史』

  • 競争的資金等による研究

    科学研究費

    • 建築論壇史研究におけるビッグデータ解析アプリケーションの実装(課題番号:22K14415)
      若手研究,研究代表者,2022.4 – 2026.3
    • 近代建築史の世界史的方法論に関する基礎的研究(課題番号:19K15186)
      若手研究,研究代表者,2019.4 – 2022.3
    • 近代建築思想のグローバル・ヒストリー:様式観の対立と綜合の過程に関する研究(課題番号:18J00665)
      特別研究員奨励費(PD),2018.4 – 2021.3
    • 近代建築概念形成期における世界観的前提の諸相とその相関・系譜に関する研究(課題番号:12J00400)
      特別研究員奨励費(DC1),2012.4 – 2015.3

     

  • 所属学会

    日本建築学会,建築史学会,都市史学会,ジャポニスム学会

  • 担当科目

    • 学部科目
      近代建築史,構成基礎演習,建築設計演習Ⅰ,建築設計基礎演習Ⅱ,建築デザイン演習Ⅱ,建築デザイン演習Ⅲ,卒業制作
    • 大学院科目
      工芸とデザイン
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