デザイン領域
Design
社会のニーズや課題を
解決するために
必要なデザインを
生み出す力を磨く。
学びのポイント
Learning Points
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01
入学時に専門分野を決めなくても大丈夫。2年次後期にコース選択。
KYOBIのデザイン領域なら入学時に専門分野を決めなくても大丈夫。2年次前期までは平面・空間・立体デザインについて横断的に学び、デザインの総合力を身に付けた上で、後期より自分にあった表現を選択し、より専門的な知識や技術を身に付けます。
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02
4年間で数多くの課題に取り組むことで、実践的な力を身に付ける。
入学してから卒業までの4年間で多数の演習やプロジェクトに取り組みます。初年次は、モノの描き方、作り方の習得に重きを置きますが、2年次からは社会問題を想定した課題や産官学連携プロジェクトなどで実践的な課題解決に挑戦します。
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03
専門分野だけでなく多彩な進路実現が可能。
美術系大学で培うデザイン力やプレゼンテーション力、問題解決力は、商品企画・営業・制作・広報などの一般職でも必要とされています。専門分野への就職はもちろん、一般職も含めた多彩な進路実現をサポートしています。
4つのコース
4 Courses

ビジュアル
デザインコース
Visual Design
「視覚的に何かを伝えるデザイン」を中心に、現在を深く洞察しながら未来を見据えた表現を追究。個性を深掘りし、独創的な表現力を高めるとともに、他者へ伝達するためのコミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルを身に付けます。
学びの特色
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視覚デザインによる情報伝達を学ぶ
さまざまな商品やサービス、社会へ向けたメッセージなど、あらゆる情報や価値を視覚的なデザインによって伝達する方法を学びます。タイポグラフィや写真、構成など、視覚に関わるデザインを実践的に学びます。
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地域プロモーション課題《KYOTO RETRO SENTO 御湯印帳》
ジャンルの枠にとらわれない学び
複雑な現代社会におけるビジュアルデザインには、これまでのような平面媒体のみでなく、もの、空間へと領域を越える力が求められます。グラフィック、アニメーション、映像など、多様なメディアで表現する方法を学びます。
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写真表現課題《Scoop up》/エディトリアルデザイン課題《魚図鑑》
創造的思考力と実現力を身に付ける
喜怒哀楽すべての感情に耳を傾け、制作を通して自分自身を見つめ、柔軟に思考することで個性を磨きます。さらに、広く社会を見つめて、そこから課題を発見する力と新たなビジネスを想起する力を養います。
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アートディレクション《ともがら》
京都で学ぶ
世界的な歴史都市である京都で学ぶことは、ほかには代えがたい経験になります。過去から現在、そして未来が多層的に重なり合う京都を体感し、さまざまな知識や表現を学ぶことで世界へ向けてデザインを発信します。
Student’s Voice
自分のしたいことを深め
考えて形にする力を身に付けられる
KYOBIでは「こんなことをしたい」と相談すれば、様々な分野の知識を持った先生方からアドバイスを得られ、自分のしたいことを深められます。コース選択の際には、制作していて一番楽しいと思うコースを選びました。これまでで特に面白かった授業は客員教授コシノジュンコ先生のワークショップ。制作風景を拝見したり、作品にコメントをいただいたり、貴重な経験ができました。今後は大学で培った「考えて形にする力」に加えて、話す力も磨きたいです。

田中 夏稀 さん
3年生 河瀬高校(滋賀県)出身
[取得資格]
2級インテリア設計士、色彩検定®︎2級、IIllustrator®︎クリエイター能力認定試験エキスパート

田中さんの作品
専門実習Ⅱ 課題 アートディレクション《awai》

インテリア・
空間デザインコース
Interior Space Design
空間と「ヒト・モノ・コト」の関係をしっかりと把握し、それらが高次元で機能するようデザインすることを目標に、コンセプトワークからプランニング、プレゼンテーションまでのデザインプロセスにおけるさまざまな手法を学びます。
学びの特色
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空間の概念とその表現手法を基本から応用までしっかり学ぶ
空間に対する企画・設計のスキルをベースに、インテリアデザイン、店舗デザイン、ディスプレイデザインなどの具体的なテーマに取り組み、図面や模型・パースなどを制作することで表現力やプレゼンテーション力を鍛えます。
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イスや家具などのオリジナルデザインに挑戦する
イスや家具、照明器具などのインテリアエレメントは空間デザインの大切な要素です。その機能や構造を詳細に学び、自分だけの新たなデザインを創出します。
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デジタルによる次代のリアルな空間表現力を手に入れる
手描きパースなどのアナログなスキルに加え、CADや3DCGなどのコンピュータソフトを使いこなせるスキルの習得を目指し、次代の設計に不可欠なデジタルによるリアルな空間表現力を手に入れます。
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空間デザイナー・インテリアデザイナーに必要な資格の力を獲得する
インテリア・空間系の設計スキルの向上に加え、受験対策講座により、「二級建築士」や「インテリアプランナー」資格などの在学中取得が可能。その専門性を資格取得でパワーアップさせることができます。
Student’s Voice
独創的なアイデアを生み出す力と
実践に役立つコミュニケーション力を培える
幼い頃から建築とアートが好きで、インテリア分野を深く学びたいと思って進学。様々な演習課題やその講評会を通して、アイデアを生み出す力とコミュニケーション力を培うことができました。課題には「タイルデザイン」のように、目に見えて成果が得られてわくわくするものも多くあり、また授業や課題で悩むことがあっても、先生との距離がとても近くすぐ相談し解決することができます。今後は、より豊かな生活に繋がるインテリアを提案していきたいです。

渡辺 祐仁 さん
3年生 アサンプション国際高校 (大阪府)出身
[取得資格]
インテリアプランナー、2級インテリア設計士、色彩検定®︎2級

渡辺さんの作品
専門実習Ⅰ 課題 Interior planning
《カーテンがある中庭》

立体造形
デザインコース
3D Design and Art Course
※CULTUREデザインコースを2026年度より改称
未来の生活に必要なモノを探求できる思考力や展開力をもったデザイナーを目指して、生活空間にある様々なモノ(乗り物・家電・通信機器・道具・雑貨・オブジェなど)に対し、表情や機能をしっかりまとわせる能力を身に付けます。
学びの特色
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デザインやアートの表現方法を基本から学ぶ
テーマ・モチーフ・モディファイ・インスパイア・オマージュ・パロディー・アプロプリエイションなどの引用手法を学ぶ課題など、デザインやアートのさまざまな表現手法を習得します。
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描く・造る・創造する、自分の好きなことを極める
グラフィック系ソフトや3DCGのスキルだけでなく、キャスト成型などの技術も習得できるため、キャラクターデザイン、フィギュア制作、アート表現など幅広いフィールドを視野に入れることができます。
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素材と向き合ってこそ生まれるアイデアを形にする
実際に素材を扱う課題では、木や竹など日本の伝統的な素材と現代の感性や加工技術、異素材との組み合わせから新しい価値を創造し提案します。
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「創る」から「造る」まで、創造する力を身に付ける
デザインの現場で必須のグラフィックソフトであるPhotoshop®やIllustrator®クリエイター能力認定試験に合格するスキルを身に付けます。また、さまざまな素材を自在に扱えるセンスと技術を習得し、幅広い創造活動を行います。
Student’s Voice
ゼロからのスタートでも多角的な視野を身に付け
自信を持って作品制作に取り組める
デザインは未経験ながら、人に誇れるような特技を持ちたいと思ってKYOBIに入学。課題制作で他の人の作品を見たり、先生からアドバイスを受けたり、作品の与える印象を想像したりすることで、アイデアを生み出す多角的な視野を養えました。印象に残る課題は「プロジェクト演習」のマンションエントランスの展示作品制作。多くの人の目に触れることを意識し、完成度の高い作品を制作できました。今後も様々な素材や技法に触れ、新たな作品を生み出していきたいです。

浦野 善 さん
3年生 春日高校(福岡県)出身
[取得資格]
Illustrator®︎クリエイター能力認定試験エキスパート、Photoshop®︎クリエイター能力認定試験エキスパート

浦野さんの作品
プロジェクト演習 課題
マンションエントランスギャラリー展示《蓮》

2024年後期〜
本格的始動
文化財情報
デザインコース
Cultural Asset Information Design
文化財の魅力を
京都から世界へ発信
キュレーション、編集、展示デザインなど、企画からデザインによるアウトプットまで幅広く学び、文化財をはじめとした日本の文化資源を広く世界に発信する力を身に付けます。卒業後は、文化財の知見とデザインの発信力をもって、観光業界、ホテル・旅行業界、展示企画・デザイン業界などを目指します。
学びの特色
文化財を思考する
文化財を後世へ伝えるために「もの」の背後にある歴史や状況を読み取りながら思考する方法を実践的に学びます。京都伝統工芸大学校(TASK)と連携したプログラムにより、「技」のTASKと「知」のKYOBIという両側面から総合的に文化財について思考します。
思考

文化財と現代社会をデザインで繋ぐ
美術、工芸、デザイン、建築に至るまで、人類が生み出してきた有形・無形の文化的所産をデザインの視点から捉えます。ディスカッションやプレゼンテーションなどのコミュニケーションを通して、伝える技術を磨きます。
繋ぐ

文化価値を世界に発信する
文化財を未来に残していくためには、その価値を後世に伝える必要があります。展覧会やプロジェクトの企画を通して、グラフィックデザインや編集、映像、キュレーション、展示デザインなど、あらゆる手法を駆使して運営・発信する力を養います。
発信

Student’s Voice
自分のペースで成長できる環境の中で
デザインを通して人の想いを伝える力を伸ばす
人の想いを形にして楽しさや喜びを届ける仕事をしたいと思いKYOBIに入学。立体・平面・映像など幅広い演習課題によって様々な方法による表現力や使用する素材の知識が身に付き、デザイン系の講義から物事を多面的に見る力も養えていると感じます。専攻コースでは文化財をテーマにした展覧会の企画にも取り組みました。長い歴史の中で育まれた文化財を次世代に繋ぐため守り伝えてきた人たちの想いを、デザインを通して人々に伝えていくことが今の目標です。

中岡 歩未 さん
2年生 神戸国際高校(兵庫県)出身
[取得資格]
2級インテリア設計士、色彩検定®︎2級

中岡さんの作品
「技と知の交差点
−正倉院宝物復元プロジェクトの歩み−」展
リーフレット中面
ゼミ紹介
Seminar Introduction