メッセージ・沿革

Message and History

未来に向けた継承と創造の担い手をめざして
国際化・多様化が進む現代社会では、私たちを取り巻くさまざまな状況は激しく変化しています。
皆さんが活躍する未来にはその状況はさらに進んでいくことでしょう。
そのような社会に対応するためには、時代の変化を敏感に捉える感性と、柔軟な発想力、他者を理解する想像力、
そして確かな知識と技術力が必要となります。
それらの力を身につけるために、KYOBIでは芸術、特に建築と美術工芸に関わる総合的な教育を通し、
さまざまなクリエイティブ領域を融合して学べる独自の教育システムを確立しています。
KYOBIの4年間は、あなたの想像を超えるさまざまな刺激があります。
そのような想定外との出合いをぜひ楽しんで受け入れてください。
伝統と先端が融合する国際都市「京都」の地で刺激を受けて学び、自分自身の可能性を信じ、
これまでに培われてきた良いものを継承し、これからの文化や社会を創造していく担い手へと成長していきましょう。

メッセージ

Message

  • 学長メッセージ

    京都美術工芸大学は、歴史ある先端的な地この京都において、芸術、特に建築と美術工芸に関わる総合的な教育を通じて、さまざまなクリエイティブな領域を融合して学べる独自の教育システムを確立しています。これは近代以降の建築・デザインに大きな影響を与えたドイツ・バウハウスの思想にも通じるものです。2022年からは建築学部を、2023年からは芸術学部を設置し、建築と芸術それぞれの役割を明確化するとともに、相互交流をさらに深めていく一段階進んだ体制を築きました。
    また、開学以来取り組んでいる建築士資格の在学中取得を可能にする学びの実践も、先例のない特長のひとつです。
    社会に貢献する力をいち早く身に付けられるよう学生たちを支援しています。建築の分野で重視される芸術的側面の「美」、機能性や快適性の「用」、安全安心面での「強」を実現する知識や技術を確実に修得するとともに、伝統と先端の共存する社会で求められる発想力や創造力が培われるような体験の機会を多く提供できるのは、美術大学ならではと言えるでしょう。
    そして、このような教育・研究を通じて大きく成長した建築家・技術者や美術工芸デザイナーが日本のみならず世界の舞台で活躍することを期待しています。若い力を有する皆さんと一緒に充実した有意義なときを過ごすことができることを願っています。自分自身の可能性を信じ、これからの文化や社会を創造していく担い手へと成長していきましょう。

    京都美術工芸大学 学長

    竹脇 出(Takewaki Izuru)

  • 京都の地で、新しい理想を追求する
    京都美術工芸大学に期待してください。

    本学の母体である二本松学院は、平成3年に行政からの誘致を受け京都建築大学校を開校。産業界から求められる「二級建築士」資格を在学中に取得する全国に類を見ないカリキュラムを確立しました。平成7年には国と京都府の要請を受け京都伝統工芸大学校を開校し、伝統工芸の新しい後継者育成環境を実現しました。世界に誇る美術工芸文化が息づく京都の地で、先行する二つの大学校の実績と経験をさらに発展させ「日本の伝統美の新しい価値を創造し、世界へ発信できる人材育成」をめざし、その理想の実現のために設立したのが京都美術工芸大学です。現在の京都園部キャンパスに加えて、平成29年4月には京都市内に京都東山キャンパスを開設しました。1200年の歴史と伝統のある文化芸術都市で、つねに本物にふれることができる環境を整え、我が国の文化のさらなる発展に貢献できる人材を育てる場として、今後も進化させて参ります。

    学校法人 二本松学院 理事長

    新谷 秀一

沿革

History

  • 2012

    「京都美術工芸大学」開学

    学校法人二本松学院の主要校として、新しい文化の創造を担うクリエイターの育成を目的に、日本で唯一「工芸学部」をもつ大学として京都園部キャンパスに開学。

    京都府福知山市と連携協定を締結

  • 2013

    兵庫県川西市と連携協定を締結

  • 2014

    京都府南丹市と包括的連携協定を締結

  • 2015

    史上初の二級建築士在学中合格者誕生

    グループ校の京都建築大学校とのWスクールシステムを確立し、大学に在学しながら並行して資格講座を受講することで、4年制大学では初の「二級建築士」在学中合格者が5名誕生。

    福井県鯖江市、鯖江商工会議所と包括的連携協定を締結

  • 2016

    工芸学部建築学科を開設

    美術工芸を基盤とした建築教育を行うことを目的に、建築学科を新たに開設。「建築デザインコース」と「伝統建築コース」で専門的な教育や研究を行う。

    京都市と包括的連携協定を締結

  • 2017

    京都東山キャンパス開設・移転

    京都市からの誘致を受け、京都市東山区の元貞教小学校跡地に新校舎を建設。新たに京都東山キャンパスを開設し移転する。

    京都府宮津市と包括連携協定を締結

  • 2018

    工芸学部の入学定員を増員

    工芸学部の入学定員95名を250名に増員。建築学科150名、美術工芸学科100名とする。

    伝統工芸学科を美術工芸学科に名称変更

    デザイン・工芸・文化財の教育内容を反映し、「伝統工芸学科」の名称を「美術工芸学科」に変更。

  • 2019

    エコール・カモンド(フランス)と提携協定を締結し、交換プログラム開始

    大学評価基準適合と認定

    「公益財団法人日本高等教育評価機構」による大学機関別認証評価を受け、「大学評価基準適合」と認定される。

  • 2020

    京都美術工芸大学大学院(工芸学研究科建築学専攻)を開設

    歴史都市「京都」で建築と美術工芸、現代建築と伝統建築を融合する個性豊かな研究を実践。一級建築士の対策講座を開講し、在学中の最短合格をめざす。

    学校法人二本松学院創立30周年

    学校法人二本松学院は、1990年に京都府からの認可を受けて設立後、京都建築大学校・京都伝統工芸大学校・京都美術工芸大学を開学し、2020年に創立30周年を迎える。

  • 2021

    新東館竣工

    教育環境のさらなる拡充を図ることを目的に、講義室やオープン・ラボを備えた新東館が完成。既存の校舎との融合を図りながら豊かな学修空間の創生をめざす。

  • 2022

    京都美術工芸大学開学10周年

    2012年の開学以後、新学科開設や定員増、新学部開設などの実績を積み重ね、2022年に開学10周年を迎える。

    建築学部を開設

    京都で初、全国の美術大学で初となる「建築学部」を開設。建築と芸術の融合により新たな建築美の可能性を追究し、次代の建設業界を牽引するスペシャリストの育成をめざす。

  • 2023

    「工芸学部 美術工芸学科」を「芸術学部 デザイン・工芸学科」に名称変更

    「工芸学研究科」を「建築学研究科」に名称変更