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建築学部

二級建築士・木造建築士合格者インタビュー(2025年)

建築学科の中西です。

2025年12月2日(火)に二級建築士・木造建築士の設計製図試験合格者が発表されました。

京都美術工芸大学ではWスクールシステムにより大学3年生時に二級建築士試験・木造建築士試験を受けることができます。

詳しくはこちら(https://www.kyobi.ac.jp/employment/internship/)

今年も二級建築士試験に47人(合格率63.5%)、木造建築士試験に54人(合格率87.1%)が合格しました。受験者全体の合格率は二級建築士試験で46.4%、木造建築士試験で73.9%となっています。そのため、京都美術工芸大学の合格率は全国的にみても高いものといえます。今回は二級建築士試験・木造建築士試験に合格した京都美術工芸大学の学生のなかから2人の3年生にインタビューをさせてもらいました。

インタビューに答えてくれた山田藍さん(左)と中島結那さん

1. 合格を知ったとき、受験当日の心境

合格を知ったときの心境は?

山田:私は二級の製図試験で間違えたところが色々わかってたんで、合格は絶対ないなーと思ってました。大学でみんな結果を見てたけど、全然期待してなかったので、家帰ってから見ようと思ってました。で、見ずにいたんですけど、昼休みぐらいに友達から「やっぱり見てみー」と言われて、で、見たらあったので、見つけたときはすごい手が震えてて。何回も番号確認して、「合ってるよね」って友達にも確認してもらいました。それから親とか親戚とかに報告していっぱい「おめでとう」って言ってもらいました。

中島:対策講座の課題のときから時間内に終わらせることができていなかったので、試験中はとにかく絶対図面を完成させようという気持ちでやってたので、見直しとかもあまりできていない状態でした。終わったあと色々ミスってるな、抜けてるなという小さいミスとかが見つかってて、あんまり受かってる確信はなかったので、そんなに緊張はしてなかったんですけど、やっぱり発表ぎりぎりになってくると、授業中でしたがそわそわしてきました。授業が終わってから確認して番号があったのを見てホッとしました。合ってるのかなと何回も一文字ずつ番号を確認していきました。はじめに家族に連絡して「おめでとう」といってもらえたのでうれしかったです。

試験当日の心境は?

中島:前日が一番緊張してました。本当に合格できるのかという不安があって。でも、当日になってみると意外とぜんぜん緊張してなくて、逆に「終わらせる」という気持ちが強かったです。

山田:私、Wスクールの授業でも問題見るときはいつもすごくわくわくしてたんです。「今日はどんなんが出るんかな」と。その調子で、当日も新しい問題にチャレンジできるみたいな気持ちでおったんで、あまり緊張とかはしてませんでした。私は情報をまとめるのが得意で、今までしたミスとか、ちっさい図面で全部書いてまとめて、何がポイントやったか教えてもらったことも全部書き出して紙にまとめて持っていったんで。前日も当日の朝も緊張せずに普通にいつもどおり眠れました。

中島:試験中もそんなに慌てるということもなくて、そんなに驚くようなこともなくて、自分のなかで。対策講座の課題のなかで似たような課題があったので、それをとりあえず参考にして「しっかりとひとつずつプランニングを立てて進めていこう」、「埋めていこう」、「時間内にやらないと」という気持ちで強気に攻めていきました。

山田:問題見た時もさっき言ったようにわくわくしてたので、ぱっと見いけるって思ったんですけど、ちょこちょこ見てるとちょっと考えなきゃいけないところがあったりして、一瞬焦ったりするけど、「友人とか先生から『落ち着け』、『山田さんは落ち着いて考えたらできるから頑張ってき』って言われたし落ち着こう」みたいに何回も言い聞かして、とりあえず描くっていう感じでやってました。

2. 試験勉強について

試験勉強の取り組み方、心構えの変化は?

山田:前期は午前に大学の授業、午後にWスクールの授業が設定されていますが、大学の授業は最低限だけとって、午後からのWスクールの授業に臨むって感じでした。私、朝起きるのが苦手で、ゆっくり寝たい派なんで、とりあえず、前期は全然大学の授業とらずに必修科目とWスクールの講座だけで頑張ってました。

中島:前期の授業については対策講座のほうを重視してました。大学の授業は自分も必要最低限にしぼって、対策講座のほうを集中して取り組みました。

山田:学科は、3月から勉強し始めたときは「試験はまだ先やし問題ない」と思って、あんまり必死になってはやってませんでした。日々の復習はしてたけど。2週間に1回模試を受けて、あんまり点数とれなくても、「まだ習ってない範囲あるし」とか思って、最初のころはあんまり危機感なくて。残り日数が半分ぐらいになったときにやばいなと思いはじめました。そこから大体の範囲を習い始めて、点数がふつうに足切りを超えるようになってから、「そろそろちゃんとやらななー」って思えてきました。

中島:学科試験の1か月くらい前から、授業にも緊迫感が漂いだして。そこから試験までの間は自分のなかでも短かったなという感じで。やっぱりそこは意識して自分もやってたんじゃないかと思います。

山田:模試ごとに順位表が掲載されるんですが、足切り超えてる人が学籍番号と点数が出るんです。“足切り点を切ってる人は何もでない”、“点数だけ書いてる”、“欄はあるのに学籍番号がない”、“間あいている”みたいな感じ。あれめっちゃ気まずくて。最後の模試のときに、ずっと頑張ってたのに、ずっと合格点とってきてるから大丈夫やと思って、最後ちょっと気を抜いてしまいました。そうしたら全体の合計点はちゃんとあって順位はそこそこ上だったけど、施工だけ足切りにかかって、みんな学籍番号載ってるなか、一人だけ学籍番号消されてたんです。それがめっちゃ悔しくて、最後の一週間ずっと施工の勉強ばっかりやって本気で頑張ったみたいな。そのおかげで自己最高得点、今までとったことないような点数がとれたんで、だいぶいいきっかけになったなとは思ってます。

限られた時間のなかで工夫した点は?

中島:電車での移動中とか授業と授業の間の隙間時間を活用して、前日の講座の復習とか新しく問題を解いてみるとか、そういうふうに時間を使っていました。家のなかでめちゃめちゃ集中してやっているというよりは、授業時間でしっかり覚えきるというか頭に入れて、空いている時間で定着させていくというふうな感じでやっていきました。

山田:友達と毎日4時間以上自習するっていうルール作って、やった時間をスマホのストップウォッチで測って、こんだけやったよって報告しあうということをやってて。私負けず嫌いなんで、隙間時間をめっちゃ利用していっぱいやったり、帰ってからもやったりとかしました。日々の記録時間が自分のモチベーションを保つのに繋がったかなって思ってます。

3. 何が変わったか

二級建築士・木造建築士の資格を取得できてよかったことは?

山田:就活に役立つ、ひとつの安心材料かなって思ってます。他の大学の子って、資格持ってる子が全くいないんで、そのなかで「持ってます」っていえるのはひとつの強みかなって思ってます。就活先でも「すごいね」、「なかなか大学生で持ってる子いないからいいね」ってよく言われます。あとは、就活も始まってて、プラス、ゼミとか卒業研究とか新しい環境に身を置かれていくなかで、また来年も試験勉強を繰り返すのはしんどいかなと思ってたんで、合格一回でできてよかったなって思ってます。

中島:二級建築士の合格は入学した時の目標のひとつでもあったので、そこを達成できたのが自分の自信にもつながったし、勉強の過程で絶対合格するためにやりきるという継続力とかもよりいっそう身につけることができたかなと思ってます。

現在の活動は?

中島:入学時のもうひとつの目標として「伝統建築を学ぶ」ということがあったので、ちょっとずつ本格的に学んでいきたいなと思って活動しています。最近は自主的にゼミ室の方に行って、お手伝いをしたりしています。

山田:いま就活を始めだしていろいろな企業を受けたりしていて、プラス資格手当とかの欄をみていると、一級建築士やったり、宅建とかセコカン(建築施工管理技士)とか他の資格の手当もあるので、今はどの資格を来年とろうかなってちょっと悩んでいるところではあって、それプラス今年インテリアプランナーの学科も受かったので、製図試験の勉強を来年やろうかなって考えたり、色々迷い中です。

インタビューありがとうございました。

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