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芸術学部

インスタレーションと映像の展覧会 開催中

こんにちは。芸術学部 陶芸領域 川尻です。

私事ですが、現在 自宅のガレージでインスタレーションと映像の展覧会を開催しています。

「インスタレーション」とは空間全体を表現とした作品のことです。

この展覧会は「キョウトグラフィー KG+」という京都の様々な会場で行われている写真や映像のイベントに参加しています。

黄色い旗が、キョウトグラフィーKG+に参加している展覧会の印です。

展覧会のタイトルは「こわれているけれどかがやきながらここにいます」です。

日本の茶の文化の中で生まれた「わび」や「さび」という言葉は皆さんも知っているかもしれません。茶碗や水指(みずさし)の一部はゆがんでいたり、欠けていたりしますが、それを美しいと感じる美意識が、この日本には存在します。

そんな美意識を発展させて、人間にあてはめると「病気や不具合があってもその姿は美しい」というように解釈できると私は考えています。

そんなイメージを具現化したのが今回展示するのオブジェです。

無数にひび割れがあり、姿もやや歪んでいます。

こちらは映像作品の一部紹介です。

廃業された窯元の仕事場の風景や、私の作品制作の軌跡などをガレージの壁に投影しています。

画像を投影するプロジェクターは昔懐かしい、スライドプロジェクターといいまして、ポジフィルムに光を当て投影するアナログ式のものです。と言っても若い皆さんには想像が難しいかもしれませんね。よろしければぜひ見に来てください。画像が次に送られるときカシャ、カシャ、と小気味よい音がします。

会場の住所は 京都市東山区今熊野南日吉町148-50 私の自宅のガレージです。

会期は4月15日から5月7日まで。金曜、土曜、日曜の13時から18時まで。

月曜日から木曜日までは開場していませんのでご注意!

ではまた。

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