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芸術学部

造形基礎演習Ⅰ 工芸領域

今回は、1年生の授業「造形基礎演習Ⅰ」の様子をお届けします。この授業では、デザイン領域と工芸領域に分かれて学びを深めており、今回は工芸領域の取り組みをご紹介します。

工芸領域では、油土を使った塑造(そぞう)作品の制作にチャレンジしました。テーマは学生それぞれがモチーフを決め、動物を題材に取り組んでいる学生が多いようでした。

まずは制作構想からスタート。デッサンを通して、自分のイメージを具体化していきます。そして、作品の土台となる「心棒」を作成。これは木片と針金を使って骨格を作り、油土がしっかり付くようにシュロ縄を巻いて仕上げます。

心棒が完成したら、いよいよ油土での造形作業へ。立体作品は平面と異なり、縦・横・奥行すべての方向からの表現が必要です。学生たちは、デッサンや写真資料を参考に、丁寧に造形を進めていきました。

工芸領域には、彫刻・木工・漆芸・陶芸など多様なコースがありますが、どの分野でも立体物を扱うため、今回の塑造課題はその基礎力を身につける大切なステップとなります。

大学生活が始まったばかりの1年生たちにとって、塑造制作は初めての経験。上手さや器用さに関係なく、「自分の思うカタチ」を表現しようと一生懸命取り組む姿が印象的でした。

これからの成長が楽しみです!

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