全国の建築を学ぶ学生を対象に、集合住宅を舞台として建築の在り方や可能性を募るコンペティション「スカイコート学生プランニングコンペ」(主催:スカイコート株式会社)。本年第5回を迎える同コンペにおいて、建築学部3年生 山﨑天翔さん(※応募時は2年生)が特別賞を受賞しました。

今回のコンペ課題は「滞留と対流」。社会の中で同時に起きる対照的な概念をキーワードに、「絶え間なく変化する現代において、何を残し、何をどのように描換えるのか」、「実感ある視点から実態ある空間」の構想が求められました。

山﨑さんはこの課題に対し、「おすそ分け~提灯による十字路集合住宅」という京都の伝統的な地域社会とともにある住宅を提案。
東西と南北の道が垂直に交わる碁盤の目の敷地、京町家の通り庭にあたる「通り土間」、伝統的なプロダクトのひとつ「京提灯」といった京都ならではの要素を核に形成される、人と人の交流が自然と生まれるあたたかな集合住宅です。


この山﨑さんの提案は、平面的にも立体的な構成にも優れ「自分たちが暮らす地域へのプライドを感じた提案」として高く評価され、応募総数200点以上の中から最優秀賞(1点)・優秀賞(2点)に続く特別賞(1点)に選ばれました。
京都の中心に位置するKYOBIでの学びが大いに生かされた受賞として、本学としても誠に誇らしい受賞。今後ますますの活躍を応援しています。

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「第5回スカイコート学生プランニングコンペ」結果発表