本学では、美大の建築学部の強みの一つとして「美術的な構成力・表現力を身に付けられること」を挙げ、ものづくりの基礎に加えてCADやBIM(Building Information Modeling)といったコンピュータスキルの早期修得にも力を入れています。とくに3次元ソフトウェアのBIMは、建物の情報をより正確に伝える手段の一つとして建築設計・施工管理の現場において必須となりつつあり、注目されるところです。

このBIMのスキルアップの一環として、5月28日(水)、建築学部2年次「建築CAD演習Ⅱ」受講生や3年次以上の希望者を対象に、グラフィソフトジャパン大阪支店長・志茂るみ子氏をお招きして「ArchiCADセミナー」を実施しました。
グラフィソフトジャパンは本学の授業でも使用しているBIMソフト「ArchiCAD」の開発・販売会社です。志茂氏はそのスペシャリストとして活躍され、「ArchiCAD」を使用する建築設計事務所やゼネコンの担当者・大学教員とともに、その活用方法を広く発信されています。


このたびのセミナーでは、「ArchiCAD」の基本的なスキルは身に付けたものの十分に活用しきれていない学生たちに向けて、具体的で実践的な活用方法を伝授いただきました。



「ArchiCAD」を使った実践課題を挟みながらのセミナーを通して、受講した学生たちは新たなスキルを習得したり、課題制作において頭を悩ませていた問題を解決したりすることができたようです。
今後の課題でセミナー受講の成果がどのように反映されるのか、期待が膨らみます。
