6月23日(月)~30日(月)、メキシコのイベロアメリカーナ大学(IBERO)建築学部のヘラルド・ベラスケス教授と学生の皆さんが来学され、KYOBIの学生有志とともに「『日墨友好パビリオン』を一緒にデザインしよう!」と題した国際ワークショップを実施しました。

昨年6月に続き2度目となるメキシコ×京都国際ワークショップ。今年はヘラルド教授が主要研究対象の一つとされる「バイオクライマティック・デザイン」(地域の気候特性を活かして人間にとって快適な環境をつくる建築デザイン)と、更にそれを持続可能とする「サステナブルデザイン」を掛け合わせた環境共生型の仮設パビリオンの提案を課題とし、IBEROとKYOBIの共同チームで取り組みました。


1週間という限られた時間の中で、本ワークショップの担当教員・東俊一郎准教授やヘラルド教授のレクチャー受講に始まり、課題の設定敷地・鴨川デルタの視察、伏見稲荷や嵐山、EXPO2025大阪・関西万博の見学と、学生たちは暑さを物ともせずアクティブに活動。




あっという間に交流を深めた学生たちは見事なチームワーク力を発揮し、最終日の発表会では完成度の高い模型・CG・資料を用いて、5チームそれぞれに豊かな提案をプレゼンテーションしました。
いずれも京都の気候をしっかり分析しつつ、日本とメキシコの伝統文化を融合させたKYOBI×IBERO合同チームならではの提案で、出席したKYOBIの教員たちとも積極的な意見交換がなされました。





発表会後にはフェアウェルパーティーが実施され、互いの健闘を讃えあい、ワークショップ終了を名残惜しむ学生たちの姿が見られました。
コミュニケーション力や英語力が鍛えられ、視野を大きく広げることができる国際交流は、学生たちにとって短期間でぐっと成長できる貴重な機会となっています。


今後も友好な国際交流が継続され、より多くの学生が体験できるよう願っています。
