9月28日(日)に読売新聞社が主催し、奈良国立博物館が後援する講演会「世界の宝庫・正倉院」が開催されました。KYOBI生が正倉院宝物の復元に取り組んだこともあり、本学が協賛しKYOBIホールでの開催が実現。講演会は、正倉院展をまだ訪れたことのない人や日本で暮らす外国人に、正倉院宝物の価値や魅力を知ってもらうきっかけになればと企画されました。
まず、宮内庁正倉院事務所保存課情報発信推進室長の片岡真純さんより、大陸からの渡来品のほか、材料や意匠に異国の要素を含んだ国産品も多く、こうした宝物を持つ国際性について解説されました。

次に、本学芸術学部デザイン・工芸学科の古閑謙太郎助教よりKYOBI生が取り組んだ「正倉院宝物復元プロジェクト」について、自身も携わった経験も踏まえて紹介されました。

学内の鴨川七条ギャラリーにはKYOBI生が制作した宝物の復元作品も展示しており、終了後は講演会に参加された多くの方で賑わいました。