
「建築新人戦」(主催:一般社団法人 日本建築新人戦実行委員会)は、2009年より毎年開催されている学生設計コンペです。
全国の建築を学ぶ学生を対象とし、応募作品の内容は課題作品や卒業設計も含めて自由で、審査員は第一線で活躍される建築家が務められます。建築を志す学生にとって、全国規模で同年代の中での力を試すとともに、プロの目で設計を評価いただけるまたとない機会となっています。

このたび、「建築新人戦2025」において、建築学部3年 山﨑天翔さんが8選に入選しました。
全国から1,200件以上の応募があった中から、100作品が選ばれる一次審査、さらに16作品に絞られる二次審査を経て、公開審査の対象となる8作品の一つに選ばれたのです。

「弱さが生み出す居場所~他者を受け入れる保育園~」と題した山﨑さんの作品は、2年次後期「建築設計演習Ⅰ」における課題・保育園設計をブラッシュアップしたものです。
夏期休暇を利用して1/50模型の制作などに取り組み、8選入選という本学初の快挙を果たしました。


大学の設計演習で取り組む課題は保育園のほか住宅、カフェやギャラリーといった小規模公共建築など、いずれもプロの建築家になってからも手掛ける可能性の高い建築です。
課題を提出して終了とするのではなく、さらに先を目指して自身の作品を磨き上げた経験は、将来の仕事にも活かされることでしょう。
今後ますますの飛躍が期待されます。
掲載図版(プレゼンテーションボード[部分]、模型写真)はいずれも山﨑さん提供
※プレゼンテーションボード全体はこちらからご覧いただけます▶PBpdfデータ




