
2022年の開始から4年目を迎え、秋の京都を彩る恒例イベントの一つとなりつつある「京都モダン建築祭」。
「建築のフィールドミュージアム」ともいえる京都で貴重なモダン建築が一斉公開となる「京都モダン建築祭」において、KYOBIは初年より教員や学生が参加し、昨年からはサポーターとしても応援しています。

今年の初日となる2025年11月1日(土)、大学院生および学部生の有志が建築学部 生川慶一郎教授・齊藤啓輔講師とともに京都国際会館でのイベントのサポートスタッフを務めました。

サポートその1|ガイドツアー
京都国際会館は、国際的建築家・大谷幸夫の設計による日本初、世界で3番目の国際会議場です。
今回、「京都モダン建築祭」の特別プログラムの一つとして、大谷研究室で同館の設計・施工に携わった一級建築士・石川勝典氏によるガイドツアーが実際され、KYOBIの大学院生1名がサポーターとして同行しました。




エントランスから2階 Room A、1階Room C-2、メインラウンジにメインホール、さらに5階 テラスから屋上、宝ヶ池に面した会議室…と、会議の機会でもなければ入ることのできない数多くの空間を見学。


石川氏による設計施工当時の興味深いお話や隠れた見どころ解説に、参加者の方たちは京都国際会館にどんどん魅入られていくようでした。
大学院生もツアーをサポートしつつ、終始メモをとったり、写真を撮ったりと、一つとして聞き逃さないという気合いと心から建築を楽しんでいる様子が窺えました。



サポート2|特別イベント
今年の「京都モダン建築祭」キックオフイベント「【藤森照信&常盤貴子】京都モダン建築祭×路上観察学会スペシャルライブ」の来場者誘導・会場案内を学生有志約30名が務めました。





著名な方たちが登壇される定員 約1800人のメインホールを会場としたイベント。
学生たちは開場とともに続々と押し寄せる来場者の方たちに整理券を配布し、入場列へ誘導する業務に嬉々として取り組み、迷われている方も丁寧にご案内していました。


誘導終了後には学生たちも特別イベントを聴講させていただき、登壇者の方たちによる楽しいトークに時おり笑いながら聞き入っていました。
建築家・建築史家としての大先輩による建築の見方についてのお話や、無用のものに豊かさを見出す路上観察学会の方たちの活動のお話は、学生たちにとって学ぶところ多く、建築を見る新たな視点を得られたものと思われます。

今回参加した学生たちは、11月8日(土)9日(日)の後期パスポート公開建築の一つ・堀川団地でもガイドスタッフを務めます。
興味を持たれた方は、ぜひ足をお運びください。
▶「堀川団地」パスポート公開情報はこちら
「京都モダン建築祭」ホームページ




