11月5日(水)、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学(Cal Poly)建築環境デザイン学部3年生 約20名が来学され、建築学部 井上年和教授の指導により日本の伝統建築について学ばれました。

【午前のプログラム】
2020年度から2026年度にかけて半解体修理等が行われている妙法院 庫裏〈国宝〉へ伺い、京都府文化財保護課様の案内で修理現場を見学させていただきました。


その後、KYOBIへ向かう道中には京都東山キャンパス近くの豊国神社や耳塚も見学。
続いてKYOBIでは、芸術学部デザイン・工芸学科 工芸領域の木工・彫刻コースと陶芸コースの実習室を見学。宮本貞治先生(木工家/人間国宝)や川尻潤先生(美術家・陶芸家)に伝統工芸の技法や制作に使用する道具などについて説明を受けられました。



【午後のプログラム】
建築学部の研究室を見学した後、ワークショップ「半日で国宝東大寺南大門模型制作に挑戦!」を実施。
KYOBI建築学部の学生有志とともに、東大寺南大門〈国宝〉の模型制作にチャレンジしました。


図面の確認から部材の加工、組み立てまで、200以上の部材を必要とするスケールの大きな建造物の模型制作に、半日というごく短い時間で取り組むなかなかハードなプログラム。




時間内での完成に少し不安を感じながらも、あっという間に打ち解けた2大学の学生たちは絶妙のチームプレイで作業を進め…


空の色が変わる頃には完成形が徐々に見えてきて、作業はいよいよ加速していきました。




そして約4時間を経て、ついに1/50スケールの東大寺南大門が姿を現しました。
KYOBIの参加者には英語の苦手な学生も多かったようですが、伝統建築・ものづくりという共通の学びの対象を通して自然とコミュニケーションを取ることができたようです。
学生たちはみな満面の笑みで、達成感を分かち合っていました。






