
「KYOTO駅ナカアートプロジェクト」は、「大学のまち京都」「文化芸術都市京都」で学ぶ学生たちによるアート作品で地下鉄駅を彩り、京都市営地下鉄のイメージアップと活性化を図るとともに、京都の文化芸術の発信を目的とした産官学連携の継続事業です。
14回目となる今年は過去最多の13大学が参加。共通テーマ「交わる、彩る、息づく」を表す作品をそれぞれに制作し、各担当駅に展示しました。


KYOBIは烏丸御池駅の長い壁面を担当。芸術学部1~3年生の学生有志が2チームに分かれ、チームごとにテーマに基づくコンセプトを考え、制作・展示に取り組みました。
チーム1|コンセプト
京都の学生が見る景色。私たち京都の美大生が、日々の暮らしのなかでふと感じる「言葉にはしづらい美しさ」や「一瞬のひらめき」、その記憶のかけらをかたちにしたいという願いを込めて制作しました。駅ナカアートに参加した学生一人ひとりが、自分の暮らしの中で心が動いた瞬間を、波板の揺らぎとオーガンジーの透け感に映しとりました。

波板をヒートカッターでカット

チーム2|コンセプト
京都の学生が感じたこと。京都で暮らす学生の感情は、重なったりすれ違ったりと、とても複雑です。その「まざり合う感情」をオーガンジーを用いて表現しました。重なるほど色が濃くなるように、私たちの青春も重なり合う瞬間にふと「きれい」になることがあります。この作品には、そんな揺れ動く感情をそっと表現しました。




また、展示初日の11月20日(木)にNHK京都放送局の取材を受け、代表の学生が作品に込めた想いや工夫した点等をお伝えしました。インタビューの様子はNHK京都府内ニュース『京いちにち』11月20日(木)18:30~18:59内で放映され、ラジオニュースでも放送されました。自分たちの作品を広く知っていただける機会を得られたことは、学生たちにとって大きな励みとなったことでしょう。



本展示は2026年1月26日(月)までご覧いただけます。
先行してスタートした四条通地下道アート展「Art Under the Shijo」(12月21日(日)まで)とともに、京都市内にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。

〈参加学生〉
3年 井上萌 馬川春奈 小野寺芽衣 川原茉奈美 栄井美結 田中理花子 坪木瑠那
2年 紺谷有花
1年 鬼頭茜音 湯田美月
京都市交通局ホームページ▶KYOTO駅ナカアートプロジェクト




