高市早苗事務所長の木下剛志(きのした・つよし)さんが12月4日、教養科目「メディアリテラシー」のゲストスピーカーとして来学。高市総理の横顔や女性総理誕生の舞台裏を語りました。
20年間にわたって秘書を務め、だれよりも総理のことをよく知る木下さんは、「サラリーマン家庭に育ち、選挙資金もなく政界入りを躊躇していた高市に対し、『私の退職金を全部使ってもいい』と背中を押したのは父親だった」と、高市総理が31歳の若さで初めて国政選挙に挑んだときのエピソードを披露。「そして、地盤(後援会組織)・看板(世襲などによる知名度)・カバン(資金力)のないサラリーマンの娘がついにガラスの天井を突き破った」と、総裁選や首班指名選挙を感慨深く振り返りました。
また、前回の総裁選で敗れた反省から、「知名度不足を補うために、全国を回って各地の皆さんと対話を重ねた」「メイクの仕方を変えてもらうなどのイメージ戦略にも踏み込んだ」などと、二人三脚で地道な努力を続けながら総裁選に再チャレンジした経緯を明かしました。
そして最後に、「政界にも高学歴者がたくさんいるが、それよりも経験を積んだ人のほうが仕事ができる」「(フィルターバブルによる)情報の偏りに注意して、視野を広げることを意識してほしい」と、次代を担う学生たちに期待を込めて温かいアドバイスを送ってくれました。
一方、担当教員から「KYOBI生の率直な声を総理に届けてもらえませんか?」とお願いしたところ、木下さんは快諾。「私が高市早苗総理に伝えたいこと」と題し、提言、要望、励まし、苦言、何でもOKでKYOBI生が書いたメッセージを、高市総理に渡していただくことになりました。





