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「町家の日 WEEK!」のイベントでKYOBI生が発表・作品展示を行いました

3月7日(土)、「町家の日 WEEK!」のイベントのひとつとして、「京町家再生プロジェクト」(主催:カンパニートラスト株式会社、協力:京町家作事組)の報告や町家に関する卒業研究の発表、建築・芸術両学部生やグループ校・TASKの学生による作品展示などが実施されました。

会場は祇園祭の船鉾を保管する船鉾町会所、普段は非公開の京町家です。
土間には建築学部生による京町家スケッチや京町家をテーマにした卒業研究のプレゼンボード、芸術学部 インテリア・空間デザインコース生による京町家の欄間の見え方をテーマとした卒業制作などを展示。

玄関を上がって1階座敷には、芸術学部 漆芸コース生の作品や、グループ校・TASKの学生による木彫、京都女子大学家政学部 是永ゼミの方たちによる「折り紙建築」の京町家などを展示。
京町家特有の格子を通した自然光や土壁によって、漆塗の微妙な表情や木彫の柔らかな風合いが引き立ち、贅沢な展示空間となっていました。

そして、この日のメインイベントとも言える「京町家再生プロジェクト」の報告および建築学部4年生・三島奈月さんによる卒業研究の発表の会場となる2階座敷には、同プロジェクトの建築模型とともに、建築学部3年次「京町家再生論」の課題を屏風と和綴じ本に仕立てて展示。屏風と和綴じ本の制作は芸術学部 文化財情報デザインコース生が手掛け、建築と芸術を横断した学びを特長とするKYOBIならではの展示となっていました。

京町家再生プロジェクト」の報告は、7回にわたる活動の概要をカンパニートラスト株式会社 西端氏が紹介され、その合間で各回における学びをプロジェクトメンバーの学生が発表しました。
京町家の基礎知識から、ペルソナを設定した設計提案、ベンガラ塗の体験まで、充実した取組とそれを通しての成長の様子が窺われました。

また、同プロジェクトの現場も対象として卒業研究を行った三島さんは「京町家の改修における古材の利用実態に関する研究ーサーキュラーエコノミーの観点から考える」と題し、京町家の改修において材を廃棄せず如何に循環活用していくのかを、具体的な事例から得られた知見に基づき発表しました。

文化財の保存活用を専門とされる芸術学部 田中正流准教授もコメントされていましたが、研究を基に今後どうしていくかが大事で、施主の方にもサーキュラーエコノミーについて十分理解していただき、京町家を残していこうという思いを共有することの重要性が感じられました。
「京町家再生プロジェクト」の実施設計に当たられた建築士・末川協氏からも今後継承していく学生たちに向けてエールが送られました。

「京町家WEEK!」は2026年3月15日(日)まで開催され、普段非公開の町家でKYOBIの卒業生による展示なども行われています。この機会に、皆さまも京町家の豊かな空間をぜひ体感してみてください。その体験が今後の町家継承に繋がるよう願っています。

「町家の日」ホームページ

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