トピックス

Topics

大学院修士課程の学生の論文が「日本インテリア学会」で査読付論文として採択されました

大学院修士課程 松本尚也さん(指導教員:白鳥洋子准教授)が執筆した論文「パサージュ空間における装飾意匠についての考察―パサージュ・デュ・グラン=セールの通路空間とファサードの装飾意匠を対象に―」が、日本インテリア学会論文報告集第36号(2026年3月)に査読付論文として掲載されました。

本論文は、19世紀パリに建設された歴史的商業空間「パサージュ・デュ・グラン=セール( Passage du Grand-Cerf  )」を対象に、その通路空間および東西ファサードにみられる装飾意匠について考察した研究です。

パサージュは、ガラス屋根に覆われた歩行者空間と店舗が一体となった都市空間であり、近代都市パリを象徴する建築の一つです。松本さんは歴史資料や現地調査をもとに、建設当初のパサージュ・デュ・グラン=セールにおいて、東西ファサードが古代ギリシャ・ローマ建築に範をとった意匠によって統一されていたことを明らかにしました。

また、現存する東西ファサードと通路空間には意匠上の連続性がみられないことに着目し、その変遷を分析しました。その結果、パサージュ・デュ・グラン=セールは、19世紀から現代に至るまで商業空間としての役割を果たしながら、同時に人々が都市を散策し体験するための空間としての性格を保ち続けてきたことが、その意匠の変化に表れていることを示しています。

今回の掲載は、松本さんが修士課程において取り組んできた研究成果が学術的に評価されたものであり、本学における歴史意匠研究ならびに建築・インテリア分野の研究活動の成果を示すものとなりました。

【論文情報】
論文題目:パサージュ空間における装飾意匠についての考察:パサージュ・デュ・グラン=セールの通路空間とファサードの装飾意匠を対象に
英語題目:Passages’Decorative Designs in Paris:Focusing on the Passageways and East and West Facades in The Passage du Grand-Cerf
著者名:松本尚也・白鳥洋子
ジャーナル名:日本インテリア学会論文報告集
巻号:36号
頁:67頁-70頁
出版年月:2026年3月

『第17回 日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会』に学生たちが出席しました
一覧へ戻る
  • 大学院修士課程の学生の論文が「日本インテリア学会」で査読付論文として採択されました