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【受賞】第1回宮若国際芸術トリエンナーレTRAiART学生コンペティション にて優秀賞を受賞

工芸学部美術工芸学科デザイン領域CULTUREデザインコース3年の中村 日捺子さんが応募した第1回宮若国際芸術トリエンナーレTRAiART 学生コンペティションの結果発表がありました。大賞賞金200万円を目指してチャレンジした結果、中村さんの作品「越境」が見事優秀賞(100万円)を受賞しました。中村さんは和紙と墨を用いた作品を制作。作品は2021年7月~2024年5月末の3年間、福岡県宮若市内にて展示される予定です。

受賞作品一覧→https://www.trial-net.co.jp/TRAiART/competition/

 

作品名:越境

寸 法:高さ50㎝ 幅50㎝ 奥行き1.6㎝ 

【作品概要】
時間的・空間的・思想的にも境界を超えていく創造的な宮若市のアレゴリーとして、和紙 に滲み広がる墨の造形を用いた。
墨には、平面的に「今」見えている滲みだけではなく、墨の奥へ奥へに滲みこんだ「過去」 と、より広く滲み広がっていく「未来」が映っている。その墨の滲みという美しさは、まさに、 人々の長い歴史(過去)を積み重ねたからこその今、そして未来に通じていく様子である。 また、多様性による潜在力の象徴である境界線として、色箔を貼り樹脂を流し込んだ溝に よって、和紙平面を分断した。分断されても墨はその境界を超え、じわじわと平面的に、ま た立体的に深く奥行きを出して、宮若市を形作り広がっていく。色箔の色は、宮若市の豊 かな自然を表す緑と、市章のシンボルカラーにもなっている、太陽・輝きを表すオレンジ を主として使用している。
境界線は墨の越境によって輝き始め、また新しい時代が到来する。

 

 

 

 

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