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建築学部の学生が「JaDAS2025」(デンマーク短期留学プログラム)に参加しました

JaDAS(Japan and Denmark Architectural Studies)」は、デザインやまちづくりを学んでいる学生を公募で集め、デンマークの首都・コペンハーゲンで実施される建築設計・都市デザインのスタディプログラムです。

世界的な建築家を数多く輩出しているデンマーク王立芸術アカデミー出身者をはじめとする様々な専門家からのレクチャーや、地域再生事業が進められる地域でのフィールドワーク等をとおして建築設計や都市デザインのプロセスについて学びを深め、視野を広げて将来の設計に繋げることを目的とし、2015年より継続されています。

本年実施された「JaDAS2025」に建築学部 4年の森本敦也さんが参加し、8月8日から27日にかけてデンマーク留学を経験しました。
森本さんはグループ校・京都建築大学校(KASD)卒業後にKYOBI建築学部に編入、伝統と革新のまち・京都の文化に触れる中で世界の芸術文化や環境問題にも興味を持ったそうです。そして建築デザインの分野から心引かれたデンマークが環境先進国でもあることを知り、デザインと環境の両面から学べる場所・デンマークで実施されるJaDAS参加を決意。これまでに参加したコンペや国際的なワークショップの成果等をまとめたポートフォリオによりJaDASの選考を通過し、みごと参加を果たしました。

ポートフォリオ全体はこちらからご覧いただけます▶pdfデータ

3週間にわたるプログラムでは、現地の建築設計事務所や建築スクールを訪問するほか、コペンハーゲンで地域再生事業対象地域に指定されているビスペンゲンにある広場の再開発提案というプロポーザル形式のグループワークにも取り組み、実践的な建築の学びを大いに深めることができたようです。

「このプログラムを通じて、建築設計とはより分業的なもので一人の力では成り立たないことは勿論、デザインと機能を両立させるための施工プロセスから竣工後の建築にどのような建築的ストーリーを委ねる事が可能かを想定する重要性も学んだ。またそれは同時に社会の骨組みに触れることとなり、社会における自身の立ち振る舞いや役割、職能を考えて、そこに能動的に参画していく姿勢を養えた。それらを学生の間に学べることが社会人への成り方を再考できる機会となった。」と森本さんは言います。

また、プログラムの合間にはコペンハーゲンの新旧の建築を見て回り、視野の広がる充実した時間を過ごされたようです。
大学卒業後にはデンマークへ留学することも考えている森本さん。今回の留学経験は現在取り組む「漸進的緑化」をテーマにした卒業研究に役立つだけでなく、さらに先の設計活動の礎ともなることでしょう。KYOBIは在学生・卒業生のグローバル社会での活躍を心より応援しています。

※掲載写真・資料はすべて森本さんに提供いただきました。

JaDASの活動の詳細は同ホームページやInstagramでご覧いただけます。
興味を持たれた方はぜひ覗いてみてください。
 ▶ホームページ
 ▶Instagram

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