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建築学科伝統建築コースの学生たちが制作した「祇園甲部歌舞練場模型」の引渡式が行われました

2月21日(水)に京都市東山区にある祇園甲部歌舞練場にて、建築学科伝統建築コースの学生たちが制作した本館木造模型の引渡式が行われました。模型は八坂女紅場学園からの依頼を受け制作したもので、八坂女紅場学園に残る図面を用い、現地調査を行ったうえで、各自が図面を描き建物を再現するなど伝統建築コースの3年生を中心を全学年が制作に携わり、完成まで約1年を費やしました。

建物は大正2年の建設ですが、木造で屋根を瓦葺きとするなど、外観は和風としながらも、小屋裏は西洋式のトラス構造を採用し、客席部分を大空間とするなど、当時の大規模な劇場建築の特長を窺い知れるものとなっています。また、昭和28年頃に客席の一部を鉄骨鉄筋コンクリート造とするなど大きな改修を受け、その後も小修繕を受けながら、今日まで維持されてきたものであり、この模型は改修を受けた後の現在の構造を忠実に再現したものです。

納めさせていただいた模型は、フォーエバー現代美術館でも展示される予定となっています。

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